私は仕事は自分の為だけど、自分のためだけじゃないと思っています。

お客さんのためや、お店のため、色々指導してくれる上司のため。

そういう人たちとの人間関係が崩れたとき、働くことによっての相当のメリットがない限りは、人はそこで働いているこの意味を見失うときがあると思います。

良い人間関係というのはお互いにプラスがあること、お互いの為に行動できる、頑張れることだと思います。

私の会社はそれができてないと思います。

お互いがお互いのために頑張れる関係を作らなければ辞めてしまう人が多いです。その関係は上司主導で作っていくべきだと思っています。

現に私の職場ではすでに数人が辞めていますが、それができていれば少し状況は変わったように思います。特に労働環境の良くない飲食業では。

そんなことを考えていたら好きだった会社がどんどん居心地の悪い場所のように思えてなりません。

みなさんは人間関係についてどう思いますか？

お互いがお互いのためになんて綺麗事だと思いますか？

私の中でお菓子作りは自己表現の1つだと思っています。

自分の世界に入って集中し、この温度、この硬さ、この触感　と知識と感覚を使ってその最高の一瞬を見極める。

同じレシピでも作る人によって美味しくなったり不味くなったりする、そんな不安定な自分の感覚を使うようなところに魅力や楽しさを感じる。

しかし、お菓子作りはめんどくさいことの連続です。

材料の計量や、作り方1つとっても手順を間違える、タイミングを間違える、温度を間違えると、美味しくならないどころか形にすらならないものがほとんどです。

その1つ1つに意味があって省略はできないのです。

とてつもなくめんどくさいことの連続の先に美味しさがある。そんな沢山の工程を経て1つの形になったものがとても美しいと思える。

そして自己満足のようなその細かいこだわりが誰かに伝わってくれないかな、なんて思いながら作っているお菓子は私にとって自己表現なのだと。

パティシエはみんな甘いお菓子を作る華やかな仕事だと思うと思いますが、現実は真逆です😅

力仕事が多いし、動き回って汗ダラダラだし💦

朝から晩まで、休憩の保証もなし、休みも少ない。現に私の職場は週1休み。連休はありません

いくら働いても残業代が出ないのは当たり前

友達にも早く辞めなよとよく言われます。

何故続けてるのか。

この状況が自分にとって当たり前になってるからというのはあると思いますが、

もう1つはシンプルにこの仕事が好きだからだと思います。

この環境のなか仕事をするにはやはり、辛いなかにも楽しいと思える瞬間がないと続けられない気がします。

その瞬間を見出せる、楽しめる人がパティシエ  として働いていけるのかなと思っています。

私の思うパティシエの楽しさを次の投稿で書こうと思います。